教室からのメッセージ

当教室は創設以来70年以上の歴史を有し、口腔外科領域疾患、特に口唇裂・口蓋裂などの先天異常や顎変形症を始めとする顎骨形態異常については、全国屈指の症例数、手術件数を有するとともに、病態解明ならびに新規治療法開発に向けた橋渡し研究を含む様々な基礎研究、臨床研究を行っています。また、前癌病変や口腔がんの早期発見、早期治療を目指した診断支援システムの開発や発癌ならびに転移機序の解明、新たな治療戦略の導入に向けた様々な基礎研究についても他施設共同で精力的に取り組んでおり、顎顔面口腔領域のAcademic surgeonの育成を目標に学部教育、大学院教育、卒後臨床教育に携わっています。

スタッフ

職名氏名E-mail(@以下はosaka-u.ac.jp)
教授田中 晋tanaka.susumu.dent@
准教授磯村 恵美子isomura.emiko.dent@
講師平岡 慎一郎hiraoka.shin-ichiro.dent@
講師横田 祐介yokota.yusuke.dent@
助教内橋 俊大uchihashi.toshihiro.med@
助教関 壮樹seki.soju.dent@

研究の概要

<基礎研究>

1.吸啜・咀嚼運動制御に関わる中枢神経細胞(三叉神経系ニューロン)の神経生理学的機能解析

2.視床下部由来神経ペプチドによる摂食運動制御機構の解明

3. 機能性ペプチド(SVペプチド)を用いた骨格筋筋機能再生治療法の確立

4.電気生理学的手法を中心とした味覚システムに関する研究

5.口腔腫瘍が顎骨内で拡大するメカニズムの解析

6.頭蓋および顎顔面の硬組織に焦点を当てた発生学的研究

7.口腔癌浸潤転移のメカニズムの解明と新規治療法開発に向けた研究

<臨床研究>

1.成長評価による口唇裂・口蓋裂治療の検討 (顔面形態評価・顎発育評価・骨代替材料による顎裂治療開発と硬組織評価)

2.人工知能(AI)を用いた口腔がん治療成績向上のためのシステム開発


研究内容の詳細につきましては、下記ホームページをご参照ください。