解剖学

[ 編集者:歯学部・歯学研究科   2018年10月1日 更新 ]

対象(授業開始)

歯学部2年生

授業概要

 解剖学は人体の正常な構造を理解することをめざす学問であり、肉眼解剖学(狭義の解剖学)と顕微解剖学(組織学)に大別される。広義には、発生学、比較解剖学、人類学なども含まれる。また解剖学は、系統解剖学と局所解剖学とに分けられる。前者は、骨格系、神経系、内臓系などの系統別に人体の構造を学び、後者は人体を局所に分け、その部位の全ての構造を学ぶものである。歯学部教育の特徴である口腔解剖学、口腔組織学(口腔発生学を含む)は、局所解剖学に含まれ、口腔以外の全身の解剖学(これを一般解剖学および一般組織学と呼ぶ)とは別に学習する。

 日本における歯科医学の研究および歯学教育の推進のため、国立総合大学で最初の医学部から独立した歯学部が昭和26 年(1951 年)4 月に大阪大学に創設された。当講座は医学部に頼っていた一般解剖学教育を歯学部で独立して行う必要性から、昭和44 年(1969 年)4 月に創設され、教育として一般解剖学及び一般組織学を担当している。人体の正常な構造の理解なしには人体の機能、病的状態を知りえないので、一般解剖学の講義は、他の教科や屍体実習に先駆け第3 セメスターから行われる。

 解剖学では、割当てられた授業時間数のなかで効率よく学習できるように、実習に重点を置き、講義と融合させた授業を行っている。実習は、骨実習と屍体解剖実習よりなり、かつて中之島に校舎があった頃は医学部の解剖実習場を使用していたが、千里への校舎の移転に伴い、霊安室を備えた歯学部独自の解剖実習場の使用が可能になった。骨実習では頭蓋骨、躯幹骨に触れながら全身の基本的構成を学習する。屍体解剖実習では、まず教材として提供されたご遺体が、自らの体を医学の教育研究のために捧げたいという方々の生前のご意志に基づいていること、またご遺族の理解と協力のおかげで実習が行い得ることを学生が理解することから始めている。実習は、生命の尊厳や医の倫理について考える機会としなければならない。現在、学生4 人で一体を解剖し、全ての学生が全身を学習できるようにしている。特に頭部の解剖には多くの時間を割いている。

学習目標

一般目標(GIO)

的確な判断ができ充分な倫理観を持った歯科医師や研究者となるために、人体構造の精緻さと高い合目的性に自ら接することによって解剖学的な知識と技能を修得するとともに、ご献体者およびそのご遺族の篤志を深く認識する態度・習慣を修得する。

行動目標(SBOs)

【1】人体構造の部位名を述べる(想起)

【2】人体構造と機能の発現との関連を説明する(解釈)

【3】習得した知識をグループ内で集約し判断する(問題解決)

【4】習得した知識を集約し、提起された問題に対処して実習を行う(問題解決)

【5】実習に必要な手技を得る(技能(模倣))

【6】解剖実習の目的と意義を認識し、実習に参加する(態度・習慣(内面化))

【7】生命科学や医療に将来携わる者に必要な倫理観を持って実習する(態度・習慣(内面化))

【8】献体者およびそのご遺族の篤志を深く認識し、実習する(態度・習慣(内面化))

学習方略

No 行動目標
(SBOs)
種類 人的資源 物的資源 時期 時間
場所 媒体(メディア)
1 【1】【2】 講義 教員 講義室 プリント
プロジェクタ
2年生前期-後期 69
2 【3】~【8】 実習 教員 実習室 骨標本
ご遺体
2年生後期 90

詳細(KOANシラバス)

「準備中」

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