口腔解剖学(局所解剖学を含む。)

[ 編集者:歯学部・歯学研究科   2018年10月1日 更新 ]

対象(授業開始)

歯学部2年生

授業概要

 「口腔解剖学」は歯など口腔諸器官の肉眼的形態を対象とする学問であるが、当授業では、都合上、歯の肉眼的形態だけ(「歯牙解剖学」)を授業の対象とし、その他の口腔諸器官、例えば歯肉、舌、唾液腺、顎関節などの肉眼的形態については、「口腔組織学」の中で取り上げる。

 歯は、系統発生学的には顎口類(一部の下等な魚類を除く脊椎動物の全て)の口腔内に存在し、食物摂取などに重要な働きをする石灰化した組織を持つ器官と定義されている。鳥類やカメ類では進化の過程で歯を失っているが、他の種ではその進化レベルに応じた形態と構造を持っており、その主機能である食物摂取行動と深い関わりがある。

 ヒトを含む哺乳類の歯は異形歯性と呼ばれ、歯列の位置とその機能に応じてその形態が異なる。また、ヒトの歯は、乳歯と永久歯からなる。乳歯は比較的短い期間だけ機能を営むことから脱落歯あるいは暫間歯とも呼ばれるが、歯の進化の上で比較的原始的な形態を留めており、永久歯とは異なった形態学的、組織学的特徴を有する。歯牙解剖学では歯冠形態に比較的時間をさくが、これは臨床の歯科診療において日常行われる歯冠修復を正しくおこなうためには、正常な肉眼的な形態を正確に理解しておかなければならないからである。

 歯は顎骨に植立し、歯列を形成する。歯が機能を営むには上顎の歯と下顎の歯がそろって正しく咬合する必要がある。従って、歯の機能を考える際には、個々の歯の形態のみならず、歯列の形態、顎骨や顎関節の形態や機能を含めた、咬合様相を知ることが重要である。

学習目標

一般目標(GIO)

歯科診療における治療を正しく行えるようになるために、治療の対象である「歯」の必須の基礎知識として、その生物学的意義を理解するとともに、肉眼的形態と機能について知識を修得する。

行動目標(SBOs)

【1】歯の定義、一般的形態、生物学的特性、物理・化学的特性を説明する(想起)

【2】歯の機能、動物種間の差異、進化学的意義を説明する(想起)

【3】ヒトの個々の永久歯の形態的特徴と機能について説明する(想起)

【4】ヒトの個々の永久歯の模型から展開図を作成する(技能)

【5】乳歯の形態的特徴と機能について説明する(想起)

【6】歯列と咬合関係を説明する(解釈)

【7】歯の数、大きさ、形態や歯列弓の異常を説明する(解釈)

【8】歯、歯列におこる加齢変化を説明する(想起)

【9】歯の形態と臨床歯学との関連性を説明する(解釈)

【10】積極的に実習に取り組む(態度・習慣)

学習方略

No 行動目標
(SBOs)
種類 人的資源 物的資源 時期 時間
場所 媒体(メディア)
1 【1】~【3】
【5】~【9】
講義 教員 講義室 パソコン、
プロジェクタ、
教科書、参考書
2年生前期-3年生前期 27
2 【4】【6】【7】【10】 実習 教員 実習室 歯牙模型、歯列模型、
教科書、参考書、
講義ノート
2年生後期 9

詳細(KOANシラバス)

「準備中」

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