
ご自身の進路として、歯学分野へ進もうと思われた理由を教えてください。
自分が歯学分野を目指し始めたのは小学校中学年の頃でした。歯科医師である父が、宇宙飛行士の向井千秋さんの公演を聞いてきて、その内容を教えてくれました。それによると宇宙飛行士に医師はいても歯科医師の人は少ないらしく、当時宇宙に興味があった私はそこから一気に歯科分野に興味を持ったように思います。現在は宇宙を目指しているわけではありませんが、その頃から歯学の道を志し始めました。
いま歯学部で学んでいて最も興味がある、面白いと思ったことは何ですか?
歯学に関する講義はまだ少ないので、全学共通教育の講義でいうと社会に目を向ける学問は、新たな視点や視野が広がることが多く非常に刺激を受けることができ、とても楽しいです。
現時点で、卒業後はどのような進路を考えていますか。
まだ数年先のことはわかりませんが、大学院に入り自身のスキルを高め、多くの貢献ができればいいなと思っています。その後も大学に残るかや、地元に戻って地方医療に携わっていくかなどのことについては、決まっていません。
大学生活で、勉学以外に楽しんでいる趣味やサークル、クラブがあれば、おしえてください。
TEDトーク(※)の系列であるTEDxイベントには高校生の頃に参加していたこともあり、大学生活では他大学でのTEDxイベントに積極的に関わるようにしています。登壇者の方のお話はもちろん、イベントを開催している同年代の学生の人たちからもいい刺激をもらうことができいい経験になっています。参加の機会があれば、またスタッフとしてイベントに関わりたいとも思っています。
※“Technology, Entertainment, Design” の略で、 “Ideas worth spreading” -広める価値のあるアイデア-の精神の下、多種多様なアイデアを世界中へ発信する非営利団体。1984年に米国で始まり、近年はカリフォルニア州の TEDConference、英国エジンバラの TEDGlobal がTEDの2大イベントとして定着。様々な分野から出演者を招き、18分以内のTalkやShowを通し、各々が抱く独特なアイデアを披露する世界的祭典を開催している。 TEDxOsakaU HPより引用:http://www.tedxosakau.com/#/
受験の時はどのような方法で勉強をしていましたか。また、歯学部を目指す受験生にアドバイスがあればお願いします。
理科科目は自身でA3の紙にまとめたものを自室の壁に貼ってすぐに知識を引き出せるようにしました。また、秋頃から阪大を目指す友人と時間を合わせて過去問に取り組み、一緒に先生に添削をお願いもしていました。自分の場合は、試験問題への慣れももちろんありますが、志望校や志望学部を早めに決めたことで心に余裕が持てたため、結果的にメンタル面に大きな影響がありました。あくまで、例えばの話ですが、高校3年生の第3回全統記述模試の数学の偏差値が44でも、自分が合格するイメージを強く持ち続けることが重要だと思います。