
大阪大学大学院歯学研究科は、歯科医学の発展に寄与する指導的人材を育成することを目的として、昭和35年(1960年)に設置されました。そして超高齢社会に伴う、歯科医療に対する社会のニーズの多様化と、歯科および生命科学領域の劇的な高度化に対応し、新たな教育・研究を推進するために、平成12年度(2000年度)から、「大学院重点化」組織として活動しています。令和5年度(2023年度)には、統合的研究の推進を目的に、以下の5部門(23講座)に再編し独創的・先端的な研究と高度な専門的教育を実践しています。
・口腔生物学・生体材料学系部門
多様な領域を専門とする基礎系講座を包括する部門として、世界的な先端歯科・口腔基礎医学研究を展開しています。
・口腔感染制御学部門
口腔領域の感染性疾患に対する世界最先端の診断法、治療法や予防法開発を目指した研究を展開しています。
・口腔再建学・包括歯科学系部門
既存の口腔再建治療を QOL向上に繋がる次世代型へと飛躍的に発展させる研究を展開しています。
・口腔外科学系部門
口腔領域の外科系疾患に対する究極の診断法・治療法の確立を目指した研究を展開しています。
・成長発達歯学系部門
子どもから高齢者に至るまでのすべてのライフステージにおける口腔機能の発達・維持・回復を対象とした先端的研究を展開しています。
また、口腔細胞生物学講座、共同研究講座、連携講座、口腔科学フロティアセンター、イノベーティブデンティストリー推進センター、「口の難病」国際ステーション、最先端の各種研究ユニットを組織し、次世代を見据えた高度な研究教育活動を推進しています。
歯学研究科長 仲野 和彦