大阪大学歯学部は、ISW(International Student Week)と題して、2008年度から1~2週間の海外学生受入れプログラムを実施しており、コロナ禍ではオンライン開催とし継続してきましたが、今年度から本格的に対面での受入れを再開することになりました。

今年度第1回目は、5月9日(火)から5月12日(金)まで、タイのマヒドン大学歯学部から5年生6名を受け入れました。初日(5/9)は、オリエンテーション、病院見学、歓迎会を実施し、夕刻に行われた歓迎会では、『歯学部2023年海外派遣プログラム』に参加予定の学部学生と留学生(大学院生)の19名も参加し、マヒドン大学学生による大学紹介の後、グループディスカッションを行いました。予定終了時刻まで、両大学の学生らが膝を突き合わせて活発に交流している姿が大変印象的で、学生同士の親睦が深められた有意義な会となりました。2日目から研修が始まり、5月10日は歯科保存学講座と顎顔面口腔矯正学講座、5月11日は顎顔面口腔外科学講座とクラウンブリッジ補綴学・顎口腔機能学講座、5月12日は小児歯科学講座と歯科生体材料学講座の先生方により、診療室見学や症例ディスカッション、ミニ講義などが実施されました。最終日の午後には、西村研究科長から修了証が手渡され、学生から受入れに対する感謝の言葉や、本学とマヒドン大学の臨床実習内容の違いについて、また印象に残った研修などの感想が述べられました。

既に複数の大学からISWへの申込みがあり、第2回目は、7月に台北医学大学の受入れが予定されています。歯学部では、このような取組みを継続し、海外の学生に大阪大学歯学部での学びや研究に興味を持ってもらえることを願い、今後も積極的に国際交流を進展させたいと考えています。

5/10 歓迎会
歓迎会での記念撮影
5/12 修了式