藤村 倫さん (2025年インタビュー時 4年生)

私が高校生の頃からたまにテレビを見ると、歯科医師の方が話しているシーンを見かけることが多く、歯の健康が全身の健康につながるという言葉が頭に残っていました。
共通テスト後にその言葉を思い出し、歯学部を受験することを決めました。

医療系の学部ということも関係していると思いますが、覚えておかないといけないことがとても多いです。また、授業の科目を超えて話がつながっていることが多いので、当たり前のことですが、どの科目も真剣に取り組む必要があると強く感じています。また、講義を聞いて学ぶだけでなく、図や絵を描いたりパワーポイントを作ったりする授業もあり、そういったことが不慣れな私には難しいと感じます。
3年生の後期にあった基礎配属実習では、基礎系の研究室に入れてもらい、先生指導の元で研究をするのですが、私はそれがとても楽しかったです。実験なので、うまくいくこといかないこともありますが、失敗の原因を考えて試行錯誤しながら実験を進めるのは自分の知識の定着も実感することができ、楽しかったです。
好きな科目は口腔外科や病理学です。癌などの疾患に対するアプローチを学ぶことができ、とても興味のある分野なので、今後もより理解を深めたいです。

学校へ出発(7:30)→学校(9:00〜17:00)→バイト(19:00〜23:00)or部活(18:00〜21:00)→帰宅23:30

歯学部サッカー部に所属し、マネージャーとして活動しています。練習や試合だけでなく、合宿など様々なイベントも多いです。私個人は、体を動かすことが好きなのでバドミントンのスクールに通い始めました。

3年生の基礎配属実習時に初めて研究に触れ合ったのですが、その実習期間を通して、歯と全身はつながっていることを実感しました。歯においてわかることがあれば、全身にもそれを応用できるかもしれない可能性などもあるので、すごいなと思いました。4年生から始まる実習では模型を使って歯を削ったり、義歯を作製したりするのですが、歯を削って詰め物をする時も歯の溝を再現したり、義歯作製で歯を並べる時に角度が決まっていたりと、とても細かいところまで決まっていて、知っていたつもりですが、これを当たり前に日々患者さんにしている歯科医師は本当にすごいなと感じました。

一言でいうと「様々なことを学べるところ」だと思います。別々の授業で学んだことが繋がっていくのを実感できるのがとても楽しいです。私はまだ4回生ですが、6年間飽きずにたくさん学べるだろうなと感じています。ここが1番の推しポイントです。歯学部に興味ある人も、まだどんなところかわからない中で目指そうか迷っている人も、入学して頑張ろうという気持ちさえあれば絶対大丈夫です!

私は現段階では、歯学部を卒業した後は大学院に残って勉強したいと思っています。その先はまだわからないですが、大学病院で働けたらいいな、とうっすら思っています。まずは目の前のことを着実にがんばります。