~自由と自律の風土の中で感じたこと~
足立 武謙 (令和7年度 6年生)
2025年8月、猛暑の日本を後にし、世界大学ランキング歯学分野で第1位を獲得しているミシガン大学にて研修を受ける機会をいただきました。
ミシガンの夏は涼しく、夜10時頃まで外が明るいため、テラス席で食事を楽しむ人々の姿が多く見られ、街全体に活気が溢れていました。また、街ゆく人々がミシガン大学のロゴが入った服を身にまとっている様子から、自分たちの住む街や大学に誇りを持って生活していることが強く伝わってきました。
研修初日は大学構内および病院内の見学を行いました。ミシガン大学歯学部の150年以上にわたる歴史の重みを感じるとともに、自由の国アメリカらしい、広く開放的な空間が随所に見られたことが印象に残っています。
2日目以降は各診療科や研究室を見学しました。アフリカ、ヨーロッパ、アジアなど、世界各地から集まった学生たちが、それぞれ責任を持って患者さんの診療にあたる姿を目の当たりにし、大きな刺激を受けました。また、研究に必要なサンプルを地域の開業医と連携して収集しているというお話を伺い、臨床だけでなく研究機関としても地域社会と密接に関わっている点に深い感銘を受けました。
さらに、研修期間中は台湾医科大学の学生と行動を共にしたり、現地の学生と交流する機会にも恵まれました。食事や観光を通して多くの思い出を共有し、研修終了後もSNSを通じて連絡を取り合うなど、国境を越えた交流が現在も続いています。
1週間という短い期間ではありましたが、本研修を通して、将来は海を越えて歯科医療に携わり、世界の舞台で活躍したいという思いがより明確な目標へと変わりました。大阪大学歯学部で日頃から重視されている、科学的根拠に基づいた診療姿勢や、臨床・研究の両面から歯科医療を考える視点は、ミシガン大学で目にした教育・研究環境と多くの共通点があり、自身のこれまでの学びが国際的にも通用するものであることを実感しました。
本研修は、多くの刺激を受けるとともに、大阪大学で培ってきた学びを土台に、将来の進路や自身の在り方を改めて見つめ直す貴重な機会となりました。
最後に、本研修にあたりご引率いただいた先生方、ならびに多大なるご支援を賜りました同窓会の先生方に、心より感謝申し上げます。誠にありがとうございました。
