大谷 紗也乃さん (2026年インタビュー時 4年生)


正直に言うと、私はギリギリまでどの学部にするか、どの大学を受験するか迷っていました。両親は医療従事者ではなく、理系を選んだものの「これを学びたい」という明確な目標もありませんでした。高校1、2年生の頃は、「とりあえず定期試験を頑張る」という日々を過ごしていました。
そんな中で迎えた高校3年生の夏休み。さすがに進路を決めないといけないと思い、いろいろな大学・学部のホームページを見ていたときに、大阪大学歯学部の推薦入試の案内を見つけました。そこに載っていたのが、阪大のマスコットキャラクターであるワニ博士です。入試の条件や内容が分かりやすく書かれていて、しかもどこか親しみやすい雰囲気で、「受けてみようかな」と思ったのがきっかけでした。


歯学部で学んでみて、まず感じるのは暗記する内容の多さです。試験も定期的にあるので、コツコツと継続して勉強しなければなりません。その大変さはありますが、3年生までに学んできた基礎科目の知識が、今取り組んでいる臨床科目とつながっていると実感できる瞬間は、面白くてワクワクします。また、4年生になって実習が始まり、より実践的な学びが増えてきました。補綴学では義歯を作製し、保存学では歯の模型を削って詰めるといった作業を行っています。実際の口腔内を想定した狭い空間での細かい作業は想像以上に難しく、苦戦することも少なくありません。それでも、自分の手で形あるものを作り上げていく過程には楽しさがありますし、回数を重ねるごとに少しずつ上達していると感じられるのは大きなやりがいです。


朝9時から16時頃まで講義か実習があります。毎朝遅刻しないように頑張っています!実習では使う器具や持ち物が多くてややこしいのですが、いつも友人に助けられています。放課後はバイトか部活に行っていて、色んな人と交流できて、毎日充実した生活を送れています。


3月に岡山での大会で優勝!

私は歯学部のテニス部に所属しており、週に3〜4日活動しています。8月に行われる「オールデンタル」という全国の歯学部生が集まる大会での優勝を目標に、日々練習に取り組んでいます。大学生になってからも本気でスポーツに打ち込めていることに、充実感と青春らしさを感じています。

また、家の近くの飲食店でアルバイトもしています。そこには歯学部生はいませんが、阪大の他学部の学生や他大学の人たちと交流があり、普段の大学生活とは違った刺激を受けています。授業内容や生活スタイルも異なるため、新しい発見が多く、面白いです。バイト先の仲間ともとても仲が良く、ドライブやカラオケに行ったり、冬にはスキーに出かけたりと、楽しい日々を過ごしています。

バイトの仲間との楽しい思い出

歯や口の機能は、単に食事をするためだけではなく、発音や表情づくり、適切な栄養摂取や認知機能に深く関わっています。そのため歯科医療は、口腔内だけを対象とするものではなく、全身の健康や生活の質を支える重要な医療分野といえます。学生という立場ではありますが、講義内で治療後の患者さんの写真を見ると、治療前と比べて表情が明るくなっていたり、審美性が大きく改善していたりすることにとても感動します。


歯学部は少人数制なのでクラスメートとはもちろん、先生との距離も近くコミュニケーションが取りやすいのが魅力だと感じます。また、阪大は歯学部病院と講義棟がつながっていて、毎日歯医者さんを見かけるし実習でもお世話になっています。6年間身近に歯医者さんがいることで勉強のモチベーションを維持できるのは阪大歯学部ならではの魅力です!歯学部を目指すために特別やるべきことはないと思います、、、ただ目の前の勉強に全力で取り組めばいいと思います!


将来の夢はまだぼんやりしていますが、小児歯科に興味を持っています。まだまだ講義や実習が続くので、色んな知識を吸収しながら視野を広げていけたらいいなと思っています。