
【国際医療貢献】
1998年より、ベトナム社会主義共和国ニンビン省ニンビン総合病院において、口唇口蓋裂患者への医療支援ならびに口唇口蓋裂手術の技術指導を行っています。日本各地の歯学部に所属する口腔外科医と協力して医療チームを結成しています。当科は口唇口蓋裂手術の全身麻酔を担当しており、第2回の1999年から長年にわたって参加しています。

【地域医療貢献】
地域における歯科麻酔科の活動としては、近隣の歯科医師会や歯科衛生士学校などからの要請に応じて、鎮静法や全身麻酔法、救急蘇生法、リスク患者の全身管理法などの講習会や講義を行っています。これらの活動によって、歯科医療従事者のレベルアップの一助となるよう努めています。
また、歯科医師会に併設された身体障がい者や高齢認知症患者のための歯科診療所へ、日本歯科麻酔学会認定医・専門医を派遣し、全身麻酔法や鎮静法下での歯科治療を行っています。さらには、近隣の歯科口腔外科や歯科クリニックからの要請に応じて、日本歯科麻酔学会認定医・専門医を派遣し、口腔外科手術やインプラントなどの侵襲的処置に対して、全身麻酔法や鎮静法を駆使した全身管理を行っています。
このように学外においても、幅広い患者層をターゲットとして、歯科麻酔科としての特殊性を活かして地域医療に貢献しています。