9月29日から10月3日にかけて、本研究科主催で国際交流プログラム「International Student Week(ISW)」を開催しました。韓国のソウル大学校とタイのシーナカリンウィロート大学から計6名の学生を迎えました。


初日は、生化学講座の波多教授によるオリエンテーションから始まりました。その後、仲野研究科長主催の歓迎ランチが行われ、韓国とタイの季節や食文化、両大学の特徴などについて参加学生たちが楽しそうに語ってくれました。また、日本で気になる食べ物の話や本学の学生との交流を楽しみにしているという学生たちの声もありました。


昼食後は、歯学部附属病院・国際歯科医療センター長の村上教授による病院施設内見学を実施しました。韓国とタイ出身の放射線学講座の留学生も引率役として同行し、それぞれ母国語で質問を受ける場面も見られました。施設見学に参加した学生たちは、日本の医療現場に強い関心を寄せていました。


2日目からは、プログラムが本格的にスタートしました。講義や診療科見学など多彩な内容が盛り込まれ、参加者たちは目を輝かせて取り組んでいました。最先端の研究や技術に触れることで、多くの刺激を受けた様子が印象的でした。さらに本学歯学部生も英語で行われる講義に参加し、国際的な学びを共有しました。


歯学部生との交流会も実施しました。「6回生になったら海外派遣プログラムに挑戦したい。」と意気込む学生や、英語でのコミュニケーションに挑戦したい学生など、多様な目的を持つ意欲的な学生たちが集まりました。海外の参加学生が英語で自国や大学の魅力をプレゼンテーションする場面もあり、国際色豊かな交流が行われました。この交流は、互いに大きな刺激を与え合う貴重な場となりました。

今回の参加学生からは、「病院見学をした際に留学生の姿を見て、自分もここで学びたいと思った。」と大変嬉しい声を聞くことができました。ISWは、彼らにとって日本の歯科医療を肌で感じ、将来のキャリアを考えるうえで大きな刺激となったようです。
本研究科は、今後もISWをはじめとする国際交流を積極的に展開し、世界で活躍する歯科医師・研究者の育成に尽力していきます。
次回のISWは、1月26日から1月30日に開催予定です。インドネシアのガジャマダ大学と韓国の圓光大学校から学生たちが来日します。新たな出会い、新たな発見に満ちた1週間となることを期待しています。