髙津 優月さん (2025年インタビュー時 1年生)


私が医療に携わりたいと思ったきっかけは、私の従兄弟が小下顎症を抱えて産まれてきたことです。しかし従兄弟は小下顎症以外にも様々な疾患を合併していたので、進路選択の時は医学部か歯学部かでとても悩みました。
そんな時に東マレーシアに留学し、口腔外科医のホストマザーに出会いました。彼女と日々、様々なことを話す中で、【歯科医師の専門性の高さ】や【口腔の状態があらゆる疾患に起因すること】を知り、もっとより深い知識を大学で学びたいと感じ、研究に強く、歯学部附属病院を持つ大阪大学歯学部を志望しました。

右から2人目が髙津さん、4人目がホストマザーのLynnoraさん

1年生の間は、自分で興味があると思った授業を選択でき、私は大阪大学で行われている研究に興味があったので【病気のバイオサイエンス】という授業を履修しています。毎週異なった先生がそれぞれの研究をわかりやすく説明してくださるのでとても楽しいです!また、学問の扉という1年生の初めの間だけで受講する授業があり、私は【顎顔面の胎児発生について】という授業を履修しています。この授業では、先生の研究室にお邪魔して実験をしてみたり、生徒が個々人に頭部の疾患を調べてきて発表し、その病気に対する先生の貴重な意見をいただけたり、臨床の現場に1年生のうちからお邪魔させていただいて、自分の歯の印象を取ったりなどができるので、とても楽しく受講しています!
高校生までは、決められた時間割に沿って行動すればよかったのですが、大学生になってからは時間割を制作する所から自分で行わなければいけないなどの【自主性】が求められているため、日々大変だと感じています。

6:30起床、7:10〜8:30通学、8:50〜16:40授業(90分 × 4)大学が終わった後はバイトに行ったり、部活動に行ったりしています。昼休みが90分もあるので、友達と食堂でご飯を食べた後は図書館や教室に行って課題をしたりしています。大阪大学の図書館には友達と話しても良いスペースがあるので、私はそこで友達と分からないところを共有し・教え合いながら課題をすることがお気に入りです。

大学に入ったら新しいことに挑戦したい!色々なことをしてみたい!という思いが強く、様々な部活に所属することにしました。医歯薬ESS(MESS)・歯学部ゴルフ部・歯学部スキー部・歯学部卓球部(名前順)です。また、大学に入ってから憧れていたアルバイトを初め、大変なことがあるからこそ楽しく、最近ではアルバイトが趣味化してきました。(笑)

予備校で、生徒さんに書類等の配布、出席確認や面談も行う、クラスリーダーの仕事をしています。様々な背景の生徒さんがいて、色々なお話ができるので、楽しく働いています。

まだ歯科医療について詳しく学んだわけではないですが、【顎顔面の胎児発生について】という授業で、顔面・口腔の異常だと思って来院された患者さんが、実は全身の疾患だと判明することがあることを教わりました。患者さんの根本的な病原を発見してあげられることもあると知り、歯科医療の素晴らしさを感じました。また、【歯学序説】の授業で、人体解剖をさせていただけるのは医学部・歯学部の学生だけだと知り、とても貴重な体験なんだと実感しました。

歯学部の魅力は、色々な道に進めるところだと考えます。歯学部といえば、「歯医者になる」と思われがちですが、それだけでなく、研究者の道に進んだり、厚生労働省などの行政に勤めたり、WHOなどの保健機関にも進む道があるそうです。
大阪大学歯学部では、私が受験した当時は2次試験(個別学力検査)での面接の点数が4分の1も占めていたので、面接で話せるような話題作りは重要になってくると思います。

まだ具体的な進路は決めかねており、歯学部で学習していく中で考えていこうと思っていますが、好奇心旺盛なところが自分の長所であると考えているので、現時点では大学院まで進学して学びを深めたいと考えています。
また、将来的には口腔外科医であるホストマザーとなんらかの形で一緒に仕事ができたらいいな、なども思っています!

最後までご覧いただきありがとうございました!頑張る皆さんを阪大歯学部でお待ちしております!