長橋 采沙さん (2025年インタビュー時 2年生)

私は中学生のころから生物と物理を比べたら生物を勉強したいという思いがあったことから、医療系の大学に進みたいという意思が強くありました。しかし、どの学部も魅力的に見えたため、具体的にどの学部を受験するかを決めきれずかなり悩みました。高校生の時に取り組んだ課外活動で口の健康状態が全身の健康に大きくかかわることを知り、口の健康状態を維持することでたくさんの人の健康を守る手助けをしたいと思うようになり、歯学部を受験することを決めました。

2年生から本格的に歯学部の専門の授業が始まり、実際の人骨を使って勉強をさせていただく機会がありました。たくさんの細かい骨や筋肉などを覚えないといけないので試験に向けての勉強は少し大変ですが、専門の授業が始まったという実感が湧いています。

2年生前期は比較的自由な時間が多いので、部活動やアルバイトに時間を割いています。朝7:30から梅田でバンド練習、2限と3限(10:30~15:00)を受けて、16:00からアルバイトをする日もあります。また、授業が多い日は朝から17:00ごろまで授業を受けて、そのあと体育館で卓球部の部活動に行く日もあります。歯学部の同級生たちと、試験期間は一緒に勉強してわからないところを教え合うことが多いです。また、部活の先輩方から試験について助言をしていただくことも多々あります。

私は医歯薬軽音部と歯学部卓球部に所属しています。医歯薬軽音部では名前の通り、医学部や薬学部の方々と共に活動しています。他学部の方たちと一緒にバンドを組むことも多いので、とても楽しいです。

1年生の授業で受ける歯学序説という授業など専門の授業では実際の症例を先生方に見せていただける機会があります。私が想像していたよりも幅広い手術、処置等を行っていることを知ったときに歯科医療のすごさを感じました。

歯学部は専門の勉強は大変だと思うこともありますし、先輩方が忙しくされていると聞くこともありますが、意外と部活やアルバイト、趣味と両立できるところだと思います。
私は一度だけ受けた阪大模試でE判定、共通テストを受けた後の判定でD判定をたたき出しました。正直かなり焦りましたが、結果としては受かりました。もちろん良い判定をとることができればそれが一番だと思いますが、判定がよくなかったとしても最後まで諦めずに頑張ってください。

まだ卒業まで長いので明確なビジョンがあるわけではありません。これからの授業や実習を通して将来についてゆっくり考えていこうと思っています。私がまだ知らない進路もあると思うので広い視野を持って大学生活を送っていきたいです。