~「挑戦したいと思う気持ち」が育つ貴重な体験~
飯田 真萌 (令和5年度 6年生)
私の海外研修の派遣先はアメリカのミシガン大学でした。ミシガン大学を選んだ理由は、世界でトップクラスの大学の教育形態や診療形態を見てみたいと思ったからです。研修は週末を挟んだ5日間であり、アメリカの学生生活を感じながら研修生活を送りました。
研修初日は、大学構内を見学しました。大学の規模感や歴史的な建築にも驚きましたが、一番の驚きは大学に対する誇りです。ミシガン大学のある小さな町はミシガンカラー(青と黄色)でいっぱいでした。そこに住む人や学生が大学を誇りに思っていることが伝わりました。
2日目以降は各診療科の見学や研究室の見学をしました。日本と大きく違うと思ったのは、Victors’ clinicという学生診療室です。学生ごとにチェアがあり、予約枠に沿って診療していました。Victors’ clinicで診療しているのは歯学部の3・4回生です。阪大歯学部でいうと、卒後1、2年の年にあたり、国家試験受験後は診療を1人でできるようになれるという点が魅力に感じました。学生たちは責任を持って診療しており、同じ学生でも日本の大学の最終学年とは違う雰囲気を感じ、刺激になりました。
滞在期間中には、現地の学生と交流する機会があり、私たちの学生生活や日本の文化に興味を示してくれるのが嬉しかったです。帰国後もSNS上で繋がっており、各々がステップアップしていく姿をみて刺激をいただいてます。
最後になりますが、今回、自分の選択肢を増やす機会を得ることができ、また、短い期間の中で積極的に行動し、有効活用していく喜びを感じました。歯科の専門的な会話をすることが自信にもなりましたし、挑戦したいと思う気持ちを育ててくれる貴重な機会となりました。


