研究活動紹介

クラウンブリッジ補綴学・顎口腔機能学講座には、組織再生工学系,インプラント系,顎機能系、接着系、材料系の5つの研究班があります。

  • 組織再生工学系グループは、失われた顎骨の再生を目的に、間葉系幹細胞を使った骨再生剤を開発し、セルバイオロジーから骨再生医療の導出を目指した研究を行っています。
  • インプラント系グループは、インプラント治療の審美性に関する臨床研究、インプラントアバットメントの機械的性質に関する研究、および口腔内スキャナーの精度の評価に取り組んでいます。
  • 顎機能系グループは、大規模MRIデータを用いた顎関節症の遺伝的要因の解明ならびに慢性疼痛患者における中枢性感作および認知機能障害のメカニズムの解明,さらには咀嚼と健康の関連をテーマとした臨床研究を実施しています.
  • 接着系グループは、エナメル質/象牙質と材料間の接着界面の評価に関する研究ならびに補綴歯科治療の臨床研究に取り組んでいます.
  • 材料系グループは、天然歯とCAD / CAM材料の色調に関する研究、とりわけ,in silico光学シミュレーションによるセラミック・レジン、ヒト歯肉の光学特性の分析を実施しています。

 

       ラットの頭蓋骨の上に骨再生剤(特許申請中)を移植して増生させた骨

前歯部審美領域への即時埋入インプラント(抜歯前および上部構造装着1年後のCBCT画像)

     顎関節の3次元画像データ            顎関節症患者を対象としたSNP解析

  3Dデジタルデータを活用した小臼歯部CAD/CAMレジンクラウンの4年臨床評価

         審美補綴装置のin silico光学分析